新型コロナウイルスを機に採用活動におけるBCP(事業継続計画)を考える

新型コロナウイルスを機に採用活動におけるBCP(事業継続計画)を考える

こんにちは。チームノリスケから、本日は広報担当がお届けします。

年明けのニュースで新型コロナウイルス(COVID-19)が中国・武漢で流行していると耳にしてから、大変な様相になってきました。

企業では、GMOインターネットなど、いち早く在宅勤務を決定したIT企業に続き、資生堂や日清食品といった大手も在宅勤務に切り替えたり、時差出勤を取り入れる企業が出ています。

採用活動の面では、2月20日に「リクナビ」を運営する株式会社リクルートキャリアが合同説明会の中止を発表。2月26日に日本政府がコンサートなど大規模イベントの自粛を呼びかけたことにより、マイナビ、ディスコも同様の発表をしています。

過去の震災や災害と異なり、今回の新型コロナウイルスが難しいのは、影響が日本全国、また世界中に及ぶことです。

不要不急の外出自粛が叫ばれる中でも、求職者は企業に呼ばれれば、面接に出かけて行かざるを得ません。が、企業は面接が原因で新型コロナウイルスが拡散した、という話になってしまうのは本意でないはず。

こういった有事や災害の際には、いかに迅速に対策を取って事業を継続できるか、常日頃から事業継続計画(BCP)としてのプランBが必要になってきます。

今回のノリスケブログでは、人事・採用ご担当者様向けに、採用活動におけるBCP(事業継続計画)として考えられるオプションを検討してみます。

BCPとは?

IT業界では馴染みの深いBCP。日本語では「事業継続計画(business continuity plan)」といいます。

中小企業庁では次のように説明しています。

企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことhttps://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html

それでは、人事・採用分野に特化してどのような対策があるのか、見ていきましょう。

自社の採用メディアをもつ

今や自社でホームページを持っていない企業はほとんどないと思います。平成30年の通信利用動向調査報告書(企業編)によると、自社のホームページを開設している企業の割合は 91.8%)。

では、そのホームページ、実際にどれくらい採用に活用できているでしょうか?

マイナビによると、20年卒学生のスマートフォン保有率は99.4%。昨今の若者は、Webにない情報は信用しない、と言われています。もし、スマホに対応した採用ページが開設されていなければ、まずはそれを準備し、月に一度でも内容を更新しておきましょう。1年継続できれば12のコンテンツになります。合同説明会で使用する予定だったコンテンツをまとめてアップしておくのもいいですね。

合同説明会といえば、一説には、学生の合同説明会離れが進んでいるそうです。新卒採用ルールも変更になりますし、今後は、合同説明会に依存せず、通年で採用のできる体制を作っていきたいものです。

就活イベント中止で「ナビ離れ」加速?新型コロナで就活に異変

通年採用できる無料の求人媒体を利用する

スマホ対応の採用ページが整ったら、Indeedやengageといった無料の採用メディアや、少ない初期投資で若者にアピールできるWantedlyなどを利用して、通年で求人ができる下地を作っていきましょう。

Webエンジニアに特化した内容になりますが、弊社の取り組みをご紹介します。
名古屋でWebエンジニア(中途&新卒)を採用するには?

ウェビナーを活用する

リアルな合同説明会への参加や自社セミナーの実施が叶わなければ、ウェビナーを活用することができます。ウェビナーは、オンラインで開催されるセミナーのことです。Webセミナーともいいます。

この週末はちょうど、マイナビ就職WEB EXPOというバーチャルのイベントが開催されていました。

また、こちらで紹介されているウェビナーの事例を見ると、YouTubeをプラットフォームに使用している企業もあります。YouTubeなら若者との相性もいいですし、手軽に始めるにはよいのではないでしょうか。

ただし、ライブで行うのか、ストリーミング型にするかといった実施方法をはじめ、いくつか検討事項がありますので、ウェビナーをご検討の際には、こちらにも目を通しておかれるとよいかと思います。

なお、これは宣伝になりますが、ウェビナーでどうやって母集団を形成できるかお悩みの方には、弊社が株式会社ネオキャリアと共同開発しているMOCHICAをご紹介したいと思います。

MOCHICAは、LINEと連携する採用管理ツール(ATS)です。リアルなセミナーの際は、会場で着席した学生にQRコードを配布、そのコードを読み取ってもらうことで、自社の選考やインターンシップに登録してもらうことができます。

QRコードは、ウェビナーや、ソーシャルメディア等でも展開できるため、バーチャルでも母集団の形成に繋げることができます。

Web面接を活用する

弊社の営業チームからも、ここ数週間の間にWeb面接の需要が急速に上がっているのを体感している、と社内で情報共有がありました。

Web面接は、BCPだけでなく、遠方の学生や転職希望者にアピールするよい機会にもなります。

よく名前を聞くサービスはHARUTAKA、インタビューメーカー、HireVueといったところでしょうか。Office 365をお使いの企業であればSkype、G SuiteでしたらGoogle Hangouts Meetもオプションです。

サービス選定の際には、録画機能の有無やATSとの連携可否などが選択のポイントになってくるかと思います。

COVID-19の対策は、コンテンツとして採用ページに記録しておこう!

少し話がそれますが、今回COVID-19対策として貴社が取った行動は、ぜひ採用メディア等に記録しておいてください。

企業には「安全配慮義務」があります。

企業が適切な対応をとらずに、事業所内で感染が拡大してしまった場合は責任を問われる可能性も否定できない。
新型肺炎対策 企業に安全配慮義務 高取芳宏弁護士

COVID-19に係る一連の流れの中で、今後の採用活動において「社員を守る行動」ができる企業かどうか、求職者が知りたい重要なポイントになってくると思います。長年広報に携わってきた者からのアドバイスとして、時差出勤なり在宅勤務なり、今回御社が何か対策をとったのであれば、是非文章にまとめて採用ページ等に記録をしておいてください。

採用を止めない!ために

BCPって、経営企画やIT部門が考えることじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。が、いざという時に備えるには、実は日頃からそのオプションに慣れ親しんでいることが重要です。非常食でも「ローリングストック」という考え方がありますよね。

もし本日ご紹介したオプションがまだ導入されていないようでしたら、「採用を止めない!」ためにも、積極的に会社に掛け合ってみてはいかがでしょうか。

 

(ご参考)

今回、様々な企業が色々な角度からCOVID-19対策をしています。参考になりそうなものをいくつかご紹介しておきます。(随時更新予定)

Web面接関連

3/1 中小企業も会社説明会の中止広がる 新型コロナウイルス

2/29 就活本番、関西企業がウェブ説明会 新型コロナ対策で

  • エア・ウォーター 会社説明会をインターネット配信
  • 任天堂 オンライン面接の導入を検討
  • 村田製作所 オンライン面接の導入を検討
  • 池田泉州銀行 ウェブ説明会を実施
  • 大阪ガス オンライン面接の導入を検討
  • 阪急阪神百貨店 以前から利用していた録画式に加え、リアルタイムでやりとりする面接システムの導入を検討

2/28 日立が新型コロナ対策で子どもを持つ従業員1万人に在宅勤務、オンライン採用も開始

  • Webシステムなどを使ったオンラインの採用活動を今後始める
  • 面接などはWeb上のツールを使う

2/27 USEN、採用をオンラインで 新型コロナ受け

  • 新卒採用活動をすべてオンラインで実施
  • 会社説明会はウェブで開き、選考はスマートフォンなどでできる自己PR動画の投稿とライブチャットで。

2/18 感染拡大、就活にも影響…ネットで遠隔面接・見学会は中止

  • メルカリ 採用面接を原則として、カメラ付きパソコンなどを使ってインターネットを介し遠隔で実施

Web面接に関する調査など

3/2 54%が説明会に「影響あり」と回答 新型肺炎の就活への影響調査

  • 感染症対策に限らず、オンライン説明会をどう思うかを尋ねたところ、78%が「良い施策だ」と回答
  • Web面接については6割が「良い施策だ」と回答

2/13 就活生の4割がWeb面接を経験、移動負担軽減にメリット

在宅勤務関連

3/2 「新型コロナ受けて急にテレワーク」が必ず失敗する理由――第一人者に聞く

2/28 在宅勤務に関するアンケートを実施
~回答数2,800件の従業員(パートナー)の声から在宅勤務の課題を抽出~

  • GMOインターネット
チャットボットATS「ノリスケ採用管理」についてはこちらのページをご覧ください。